帯状疱疹ワクチンで入院や神経痛が減少する

はじめに:帯状疱疹は、水ぼうそうの原因ウイルスが

後年に再活性化して痛みや水ぶくれを生じる病気で、そのリスクは年齢とともに上昇する。研究は、2007~2014年の米国でメディケア受給者約200万人(65歳以上)を対象に、帯状疱疹ワクチンを接種することで、入院や神経痛が減少するかについて検討した。

結果:ワクチンは入院を要する重症帯状疱疹および帯状疱疹後神経痛に対して最も高い有用性を示すことがわかった。

①入院に対する予防効果は、ワクチン接種から3年目までは74%、4年目以降は55%であった。
②帯状疱疹後神経痛に対する予防効果は、接種から3年目までは57%、4年目以降は45%であった。

③年齢層でワクチンの有用性に大きな差はみられなかったが、ワクチン接種から時間が経つにつれて予防効果は低減した。
④帯状疱疹ワクチンは入院や慢性疼痛などの重度の合併症に対する予防効果が比較的高く、その効果は長期間持続することが判明した。

考察:帯状疱疹ワクチンは、米国では2006年に承認され、60歳以上の人を対象に接種が推奨されている。承認当時、ワクチン接種によって60歳以上の人が帯状疱疹にかかるリスクはほぼ半減すると複数の研究で示されていた。しかし、米国疾病管理予防センター(CDC)によると、2014年の同年代のワクチン接種率は28%にとどまっている。これにより、この研究結果は今以上に多くの高齢者に接種を推奨すべきであることを示す重要なエビデンスとなる。

まとめ:帯状疱疹ワクチンの接種により、帯状疱疹による入院や帯状疱疹後神経痛などの深刻な合併症のリスクが大幅に低減されることがあきらかとなった。

参考文献:Hector Izuieta, FDA/CBER. Clinical Infection Disease2017:15th.Mar.

https://consumer.healthday.com/senior-citizen-information-31/herpes-zoster-shingles-news-377/shingles-vaccine-cuts-chronic-pain-hospitalizations-720338.html

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